誰にも何も期待しないこと。

結婚を控えた会社の後輩の女性に、結婚お祝い品を贈りました。
それとは別に、個人的なプレゼントとして一冊の料理本もあげることにしました。

その本「19時から作るごはん」には、私が結婚して間もない頃出会いました。
当時、仕事と家事を完璧に両立させるべく張り切り続けた結果、
精神的な疲れからのせいか周りの雑音が気になって
胸の動悸が激しく苦しくなる症状に悩まされるようになりました。

そんなとき開いたこの本には、簡単でおしゃれでしかも美味しそうな料理が数多く載っていました。
しかし何より感激したのは、レシピ紹介の前に綴られた著書 行正り香さんのエッセイです。


今回人にプレゼントするということで、改めて自分のを読み返してみて
あのときの思いをまた思い出し、心癒されました。

ひとつだけご紹介します。
行正さんが学生で海外留学していたとき、ホストファミリーの食事を毎日作ってあげてるのに
誰も美味しいねと褒めてくれないと、行正さんのお母様に愚痴をこぼした時の、お母様の言葉。

「人に期待するエネルギーは全て無駄よ。
期待して待つくらいなら、自分から何かをやってエネルギー使った方が良いのよ」

この言葉を10代の子に言えてしまう行正さんのお母様も素晴らしいけど、
行正さん自身この言葉で思考が転換したといいます。

全ては自分のため、料理も勉強の合間にリラックスするために好きでやっていると思ったらすごく楽になったといいます。

これを読んで自分のことを振り返ってみたら、
会社でも家庭でも褒められたり評価されることを期待して行動していたかもしれないなぁと、気づきました。

もちろん褒められたり、感謝されたりしたら嬉しいこと。
でもそれはおまけです。
本当に大切なのは、自分が自分のためにやりたいかどうか。

私は時に頑張り過ぎて自分でも暑苦しいな。。と思うことがありますが
そんなときは必ず「それって自分のため?」
と自問します。意外と他の動機が裏側に張り付いてたりするのです。
それはいつしか変なガンバリズムを生み出します。

今では時に手抜きしつつ自分のやりたいことをちゃっかりやりつつ
あの頃より随分と楽に過ごせるようになりました。

結婚生活にこれから入る彼女が
もし慣れない変化でちょっと疲れたな、、と感じたら
この本でホッとしてもらえたら良いなあと思います。