文化庁 メディア芸術祭は行くべし。

いやー楽しいのなんの。
しょうじきこんなに楽しめると思ってなかった。期待以上。
今回が初めて行ったからなおさら興奮したというのはあるけど。

いくつか特に印象に残ったものをば。

GLOBAL BEARING(グローバル ベアリング) [写真右]
足元にある棒を地面に対してグルグルと動かすと目の前のスクリーンが
地球の裏側を指し示す。つまり自分の足元が地球のどこにつながっているのかを
感覚的に示してくれるというなんとも不思議なインスタレーション。
まさしく理系の人が生み出したアートだなと思う。

そうそうNHKのデジスタ で以前見たとき、やっぱりイチバン強烈に印象に残りました。

Z reactor
ちょっと見ただけじゃ私にはこの作品の本質(伝えたいこと)が充分理解できなかったけど、
だからこそじっくり見たい、と思わされた作品。静止画の連続で映像を作る、ということが
生み出す現象・magic。確かに興味あります。

YKK AP REVOLUTION
CFだけどアート。完成度の高さにしびれました。

ACIDMAN short film
圧倒的な躍動感に素通りできずしばし見入ってしまいました。ものすごーく力強い。
怖さすら感じました。ウェブサイトだと動画でお見せできなくて残念!

・「サワッディー、タイランド 一冊の本とボクの旅」
こちらはウェブサイトの作品→ほんものはここをクリック
おもちゃ箱を開けたような楽しさと、旅の匂いが一杯詰まったとにかくワクワクする作品。
政府観光庁のサイトとしってまたビックリ!官庁系でももっとこういう”もてなしの心”が
感じられるサイトが増えたら楽しいのにと思います。

view rise
学生CGコンテストの受賞作品。実は個人的にはイチバン気に入った。
発想もさることながら、紙のプロペラとかプロジェクターとか使っているものそのものは
特別新しいものでもなく、技術的におぉ!というものでもない。
けれど、寝転んで見るという発想が「気持ちいい」し、
紙のプロペラに段差をつけて映像を投影することで生まれる
遠近・立体感がとってもユニーク!
自分の部屋にあったらいいなと真剣に思いました。

1時間ほどでもお腹一杯になれるくらいの充実ぶり。
また私にとって新たな発見は、「私はインタラクティブ性のあるものに惹かれる傾向がある」
ということ。単に映像だけより、そこにこちらからのアクションが介在できる何かがあると、
ワクワク度が飛躍的にアップします。
(だからview riseのような作品には感激してしまうのかも)

恵比寿なんて職場からすぐ近く。今まで行っていなかったことが今更ながら悔やまれる。
来年も楽しみ!