江戸の誘惑

久々に和モノに触れてきました。
江戸東京博物館(両国)の企画展
江戸の誘惑」

最終日ということで「20分待ち」の札が出るほどの盛況ぶり。
あまり前情報仕入れずに出かけたのですが、いやーこれは良かった!!!
浮世絵とか美人画って全く詳しくないけど、単純にその色彩感覚に驚いてしまいました。
「やっぱり昔から日本人ってセンスよかったのね!」と妙に感激してしまったり。

また実物で観るとWEB上でみるのとやっぱり違って、
発色の綺麗さにビックリ。
1世紀もよくご無事で。。と声をかけたくなりました。

音声ガイドを利用。解説があの柳家花禄さんで、
落語家さん独特の味な語り口がまた好ましく。
落語の作品と、浮世絵の描かれた時代を絡ませた語りは
私を現代からふと江戸の世界に引き込んでくれました。

当時の遊女は、みんなの羨望の的だった。
最先端の衣装(着物)を身にまとい、簪などで粋にきめたヘアスタイル。
そして当代の絵描きは、彼女達をこぞって描いた。
その描かれた絵を庶民は一目見ることを望み、描かれた遊女の姿を
みて、今何が美しいとされているかをつかんだ。

・・これって、今でいうファッションモデルだ。
なるほど。そう思うと、俄然浮世絵に親しみが湧いてきました。
私も江戸庶民の目になって観ていた気がします。

またちょうど仕事でデザイン案を練ってたこともあり、
ついつい色使いにヒントを得ようとしている自分もいたり^^;

お気に入りは歌川豊春「雪月花図」「向島行楽図」
喜多川歌麿「三味線を弾く美人図
北斎の「鏡面美人図

・・と書いてて、「雪月花図」がネット上に画像ないこと発覚。
やっぱり図録買っとくんだった。。orz

なにはともあれ、浮世絵との距離が近くなったことが嬉しく。
行ってみるものです♪