瑠璃唐草/ネモフィラの丘で


家族と茨城のひたちなか海浜公園へ行ってきました。
お目当ては、ネモフィラという青い小さな花が一面に広がる花畑。
ギリシャ語で「森を愛する」という意味の【ネモフィラ】。
和名では葉が唐草模様に似ていることから【瑠璃唐草】。
英語では赤ちゃんのような澄んだ瞳のイメージから【Baby blue eyes】。
どの名前も、透明感のある優しく上品な花の色にぴったり。

海風に吹かれて丘に立っていると、穏やかな気持ちになります。

公園は本当に花や草木の鮮やかな色にあふれていて、
草原の木の下で食べるおにぎりのおいしさに感激して。


こんな休日っていいなとしみじみ。

銀座*幸福のオムライス

暖かな休日の午後、銀座へ。

映画「かもめ食堂」は
フィンランド・井上陽水・やっぱり猫が好き(のメンバー)と
私の愛すべきもの尽くしで、でも期待以上の幸せシネマでした。
シネスイッチ銀座が毎回満員御礼(私も立ち見)だったのが
また嬉しく。久々に観客の皆さんと幸せ気分を共有できたのでした。

ところで銀座はオムライス発祥の地。
ならばせっかくだから・・とオムライス好きの間で名店と
言われる(らしい)喫茶店「You」のオムライスをば
食してきました。

食のリポートは↓におまかせっ。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000176.html
とにかく訪れるお客ほとんどがこのオムライスを注文していて
店内は黄色の半月オンパレード。その上には幸福の湯気がほんのり立っていて。


これまで食べたオムライスの中でダントツ!
あぁ~しあわせしあわせ^^

タック&パティ Live / ブルーノート東京

曜の夜、タック&パティのライブに行ってきました。

 タック&パティとはアメリカのミュージシャンで
 24年間のキャリアを持つ夫婦デュオ。
 旦那さんのタックがギタリスト、奥さんのパティがヴォーカル。
 ジャズのスタンダードからオリジナルまでとにかく聴かせます。

私は中学生のころラジオ番組で彼らを知って、
それからずっと好きで聴き続けてきました。もう10年以上。
いつか生で聴くのが夢でした。

それがやっと叶って・・しかもBLUE NOTE TOKYOという
学生の頃から憧れていた場所で実現するなんて!

相当期待して行きましたが、実際のステージは
その期待を上回る素晴らしさでした。
パティの声はとってもふくよかで、幸福のオーラに満ち溢れていて。
私はこれほどピースフルな歌声を他に聴いたことがありません。

夢のような 至福のひととき。

そしてラストにはまさかの一曲。
私が彼らに初めて出会った、
あのラジオ番組から流れてきた曲「Dream」。

全身鳥肌状態、なんとか耐えてきた涙腺も
もはや壊れていました。。

この曲に何度救われたことか・・
夢を追いかける人、夢をあきらめた人、
夢を見つけられずにいる人・・・
とにかく全ての人に聴いてほしい曲です。

=====<一部公式HPより歌詞引用>=======

So with all your heart and your soul
Start right now–really take control
Turn these dreams into reality
I know that we can change this world
But first you’re gonna have to believe
Oh believe say yes
We can change this world
But first you’re going to have to

Dream
Everybody dream
Turn our dreams into reality oh say
Dream
Everybody dream
Turn our dreams into reality, say oh won’t you

Dream of peace and
Dream of justice
Dream of healing
Dream of loving

Dream
Everybody dream
Turn our dreams into reality

==================全歌詞はこちら======

パティが途中、サビの部分を日本語に
変えて歌ってくれました。

「夢は叶う」
私が座っている席の方を向いてこの歌ってくれた彼女は
まさしくミューズでした。

いっぱいいっぱい幸福のオーラを浴びた1時間半。
年明けから素敵な時間が持てたことを感謝。
(実はmixiのコミュでライブ知りました。教えてくださった方に本当に感謝!)

そしてこの10年越しの夢がかなったように
想いや夢は持ち続けていると、必ず叶う。
タック&パティから改めて気づかせてもらいました。

夢を持ち続けよう。信じ続けよう。
今宵私の小さな決心。

* 奈良 * 晩秋の飛鳥散策

先週の奈良旅日記をば。

お天気がぐずつきがちな週末にあたってしまった今回の旅。
土曜日が奇跡的に晴れたので、お昼から急遽飛鳥への旅を決行しました。

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昼下がり、電車で飛鳥に到着しました。
ゆっくりと旅の始まり。

駅前から少し離れると、広がるのは鄙びた農村の風景。
リュックを背負ったご夫婦の散策姿があちこちに。

そんなのんびりな風景の中、レンタルサイクルで
ぐんぐん風を切って進む私と友人。
すれ違いざまに「自転車あると良いですね~どちらで借りたんです?」
と旅人に尋ねられたり。

先日のニュースで話題になったカズマヤマ古墳の見学会を
覗いてみたり。古代ファンって多いんですね。静かながらも
熱気に包まれていました。

目的地、飛鳥寺に到着。参拝する前に腹ごしらえ。
この時点で16時、かなり遅い昼食。
古代米のおにぎり(1個100円)、スゴイ美味しかった!!

日本最古の飛鳥寺で私たちを迎えてくれた飛鳥大仏さま。
穏やかな微笑みに、遥々自転車でやってきた疲れも癒されます。

夕暮れの飛鳥寺。こじんまりとしたその境内は居心地よく、
しみじみと旅情を感じつつ。

この後万葉文化館に寄って、外に出たら暗い暗い!
17時でこんなに暗いんだ・・・と唖然とすることしばし。
そして明日香村の街道の暗さに、帰り道がわからず迷子になったり。
友人がいなかったら、とても駅まで帰れませんでした。。
(とばしても30分かかる距離まで私たちは遠出していた)

それでも、街灯のほとんどない道を「寒い!寒い!」といいながら
自転車をこいでいると、高校時代の部活の帰り道を思い出したのでした。
高校まで過ごした栃木の田舎の帰り道。

あぁ、飛鳥にいる間ずっとじわじわ感じていたこの懐かしさって
故郷の原風景だったんだなぁ・・
そんな発見があった旅でした。

古代へ行ってきます。 vol.2

ただいま新横浜から新幹線にのったところです。

京都から在来線に乗り換え
目指すは、奈良。

約4ヵ月前、プチ逃避行で訪れた奈良の、
修学旅行時にはわからなかった魅力にハマり、
紅葉の時期に再来をと強く思ってしました。

本当は先週末を予定してたけど仕事のトラブル大発生でNG。
でも1週間必死にやったらなんとか沈静してきて。

今だぁ!って休みとったのが一昨日。
新幹線の指定予約とったのが昨日の夜9時過ぎ。

終電まで仕事して家でもして、2時間仮眠とって旅支度して。

気づいたら丸一日
食事してなかったらしい(-.-;)

ささ、お弁当食べて寝ましょ。
大仏さんの前でお腹鳴らさないように。

変わらない場所・変わる気持ち

卒業して4年目、母校の学園祭には昨年に引き続き2回目。
大学時代の友人を誘って。

通称:外語祭は数ある学園祭の中でも結構人気があります。
なんと言っても専攻語別の料理店!
円形に並ぶ屋台を一周するとそれこそアジア・ヨーロッパ・
南米、、ありとあらゆる料理を堪能できます。

友人がドイツ語科のお店でガトーショコラ目当てで並んでる間に
私はインドネシア-マレーシア-モンゴル-ポーランド-チェコ
をまわり遅めのランチをゲット。

[写真]インドネシア料理店垂れ幕(Coba Makan=「食べてみて!」)

会場は学生以外に府中の住民の皆さんや、受験生らしき親子連れ(私も高3のとき親と来ました・・)など賑わってました。
それを見てると妙に嬉しく。

どこも混み込みで、明らかに裏で調理している学生達の
手際の悪さもあるのだけどそれもご愛嬌。
私だったらボーズ(モンゴルのショウロンポウ)など
現場で皮から作ったりしないけど^^;
それを一生懸命に粉からこねてる子たちを見ると「ガンバレー!」って
応援しちゃったり。

学内では「世界のおみやげ展」へ。ボードに貼られた世界地図を
友人と見ながら、ああここ行きたい・あそこも良いねえなんて
話をしてたらまた例の旅行熱が再燃。
「・・海外旅行、自粛してもう2年。来年は解禁しよう!」

もう学園祭の時くらいしか学校には行く機会がないけど、
キャンパスに身をおくと、自分の本能というか、
イチバンわくわく出来る、感覚が呼び覚まされる感じがします。
私にとって母校は「世界」を知る入口だったし、これからも
多くの後輩達にとってそういう場所であり続けて欲しいなと。

こういうの、愛着とかノスタルジーっていうんでしょうか^^;

[写真]ベリーダンス部のステージ
 (おそらく外語祭1,2を争う人気ショー。最後は観客も一緒に)

日比谷の秋・リトアニアの琥珀

休日出勤やら残業やらでバタバタしてましたが
先週合間をぬって日比谷公園までいってきました。
ヨーロッパのイベントを見に行くのが目的で。

日比谷公園といえば、私にとっては
「パークライフ」(吉田修一 著)の世界そのものなのですが、今は紅葉まっさかり。
都心の真ん中に広がるカラフルな並木道。和みます。

今年は日本・EU交流年ということで、
各国の踊りやら屋台やら物産展やらいろいろありましたが
その中でやたら心惹かれたモノ発見☆


リトアニアのブース、その名も「リトアニアの琥珀」。
琥珀が名産とのことで、アクセサリーが豊富にそろえられてました。

その中のひとつに絵の具のパレットをモチーフにしたブローチを発見。
あまりの可愛らしさに即購入♪

美術館などにおでかけするときにジャケットにこのブローチを。
そう考えるだけでココロが華やぎます。

さて、これから我が母校の学園祭へおでかけ。
早速ブローチ着けていきます(^0^)/

矢野絢子 満月Live at 青山月見ル君想フ

昨年のデビュー曲「てろてろ」で衝撃の出会いをして以来、
ずっとずっと生で聴いてみたかった、矢野絢子。
高知が産んだ小さな巨人。

念願のライブ、初体験です。
青山のこじんまりとしたライブハウス 月見君想にて。
会場は2階席まで満杯。一人出来ている人が男女とも結構多い。
矢野絢子は普段、彼女の故郷 高知のライブハウス 歌小屋で
活動しているけど、今日は高知からひとりでやってきたと言っていた。
実際バンドもなく、舞台には吊り下げられた満月と、ピアノと彼女。
そして観客。とてもとてもシンプル。

生で聴いて、改めて矢野絢子の声の力強さに圧倒させられた。
少年合唱を思い起こさせるような硬質でまっすぐな声。
よく通るけど、それ以上に体全部を使って搾り出すような、
生の叫びのような声。

2時間彼女はひたすら精一杯歌った。
ずっとピアノを弾きながら。

そして私は結局始まりから終わりまで、MC以外ほとんど
涙を流しながら、彼女の歌を聴いていた。

皆で聴いてハッピーな気持ちになれるような曲では決してないけど、
ひとり聴くことで、癒される。暗い情熱のようなもの。
矢野絢子自身、歌うことで救われているかのような。
彼女の歌を愛する人たちは、彼女自身の歌うことに対する姿勢を見ることで、
何かを気づかされたり、救われた気持ちになるのかもしれない。
私も含めて。

彼女を日常的に包んでいる自然を描写した歌詞。
彼女の歌を聞きながら、高知の空や海や大地を想像してみる。
私も薄紫に広がる空に包まれてみたいなと思った。

いつか彼女のホームグラウンド 高知の歌小屋でもう一度聴いてみたい、
そんなことを思いつつ、満月のライブハウスをあとにしました。

シュヴァンクマイエル展@神奈川県立近代美術館

行ってまいりましたシュヴァンクマイエル展
ようやっと、です。なかなか遠いので。

シュヴァンクマイエル。
私は「オテサーネク」という彼の映画作品で
知ったのですが、妙にクセになる作家・監督です。 “シュヴァンクマイエル展@神奈川県立近代美術館” の続きを読む

葉山てくてく・ビッグマーケット


葉山に行ってきました。
朝6時前に目覚めるも、始発バスに乗り遅れたり
電車乗り過ごしたりと、慣れない乗り継ぎを何とかこなし、
予定の30分遅れの9時前にJR逗子駅に到着。

朝市が行われているはずアブズミ港へ。
ところが港から人たちがこちらに歩いてくる。

「今日、朝市中止なんですって」

・・そ、そんなぁ~!!!
だって、お天気だってこんなに晴天!なぜ、なぜ(><)

とパニくってると、地元の方が
「でも、森戸海岸に移動になったみたいよ」
と教えてくださった。ひゃ~捨てる神あれば拾う神あり!

バス停2区間分くらいの距離だったので
歩いていくことに。
通りで掃き掃除をしている30代と思しき男性に尋ねると、
10時から森戸海岸で「ビッグマーケット」が開かれるんですよ
と親切に教えてくれた。

葉山の人って親切で良い人だ~
単純な私たちは、教えられたとおり進みます。
途中、古風な和菓子屋さんや葉山豆腐屋さんを見つけて
入ってみたり。約40分の散策。
海もちらちら見えたりして。何だか程よい静けさ(寂れた感じ)が
心地よい。

森戸神社の鳥居をくぐると、ちょっとした広場に
露店がずらりと並んでました。
早速カメラに!と持参したデジカメの電源入れたら、

(チッカチッカ)充電が切れます

・・・フル充電したはずが、勝手に電源入って消耗してたらしいorz

そんなわけで、おかずになりそうな海鮮丼の写真は
カメラに収めることが出来ませんでした。。

10時近くなると、地元の人たちがそれこそ家族連れでやってきて
広場はあっという間に大賑わい。出店側も地元の商工会の
皆さんのようです。とれたての野菜やお惣菜、お寿司に
お弁当に、ケーキの切り落とし(これが一番人気だった)まで。
食べ物系は200~800円くらいと良心的。

こじんまりしてて、けど賑わってる感じがこれまた良かった。
もちろん目の前には海が広がっていて。

私たちのような余所者はほとんどいないみたい。
葉山の人たちが過ごす日曜日、
ちょっとおすそ分けしてもらった気分でした。

散策中に見つけて入った和菓子屋さんの会計どころ。
昔ながらのレジが現役でした。
ステキ。