小雨降る3連休の初日、神保町まで。
お目当ては、ギャラリー福果で開かれている
チェコとスロヴァキアの版画展。
最近スロヴァキアを中心とした中欧の文化・アートに興味があって
少しずつ調べてるのだけど、スロヴァキアの版画家
ドゥシャン・カーライの原画が見られるという滅多にないチャンス。
ギャラリーは6畳強のこじんまりとしたスペース。
カーライのものが数点と、その他2人の版画家の作品も展示。
作品はポストカード程度の大きさのものも多く、
そばに近づいてまじまじと見てしまいます。
この緻密な描写・・・制作風景を想像するだけで
気が遠くなります。
カーライといえば、絵本の挿絵でも有名だそうで
販売されていた「不思議の国のアリス」の英訳本は、
私もかなり欲しくなってしまいました。。
5000円という高値でも、多分あの時私の荷物が軽ければ
買っていたことでしょう。
展示でイチバン気に入ったのは、カタリナ・ヴァヴロヴァー。
モノクロで勝負のカーライとは異なり、作品のポイントに
必ず赤を色付けするのがこの人の作風のよう。
弱すぎず、どぎつくもない、ほどよいヴィヴィッドさが
妙に心惹かれました。
※ 写真はドゥシャン・カーライ/レディング監獄囚の唄(オスカー・ワイルド)