人生に茶目っ気を。 - 荒井良二のいろいろ展 –

荒井良二さんという絵本作家の展覧会を見て来ました。

「進める荒井良二のいろいろ展」世田谷文学館
http://www.setabun.or.jp/exhibition/arai/

作品をちゃんと読んだことはなく、会場で置かれている作品の絵本を
初めて読んだのですが、ページをめくるたび涙ポロポロ。

なんなんだろう、あのキラッキラした感じ。
どうしようもなくワクワクする感じ。

子供の頃、なんだかわけもなく楽しい気分になったり
明日や未来が楽しみで仕方がなかった、
あの頃の気持ちが、作品から溢れていたのでした。

「子供だけに読んで欲しいわけじゃない、大人にこそ読んで欲しい。」
と荒井さんのメッセージにありました。

確かに、私は作品に触れて、かつて当たり前に持っていて
今は失ってしまったと思っていた、あの頃の気持ちを
もう一度味わうことが出来た気がしたのです。

どの作品にもとっても茶目っ気があって、キュート。
この茶目っ気さって、生きていくことに実はとっても必要なのでは・・
そう感じました。

気がつくと「正しいかそうでないか」「損しないかどうか」
そんなことばかり考えてしまう大人たちへ。

人生に茶目っ気を。