驚いた!もうひとつの「情熱大陸」に

私のブログ記事の一部が載っている。
・・・ていうか、朗読されてる!
先日書いた文章が紹介されていました。

えー、かなり恥ずかしいのですが
ネットの恥は掻き捨て(?)、とりあえず載せます。

[情熱大陸+P: 夢見て歩む]2008年4月12日
http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2008/04/post_f152.html

日記代わりに書いてる当ブログのアクセスがある日急激に増えてたので
リンク元をみたら、jounetsu.cocolog-nifty.comとあり
たどってみたら↑にたどり着きました。

・・このようなコーナーがあることを初めて知りました。。。orz

とはいえ、プロのナレーターの方に自分の綴った言葉を
読んでもらったのは初めて(当たり前)なので、
凄く不思議な感覚でした。。。
あれは勢いで書いちゃったような文章だったので
なんだか申し訳ないような気も。。。
(と言いつつ、記念にとしっかりMP3ダウンロードしたワタシ^^;)

でもこうしてまた私自身書いたもの・そのときの思いを
改めて思い返すことが出来て良かったです。

このコラム(を書かれてる方)が言うように
大切なのは「その気持ちを持ち続けられるかどうか」だと
私も思うから。

ICE

春になるとつい口ずさみたくなる歌。いろいろあるけど、
ICEと出会ってもう10年以上になります。

昨年12月18日にICEギターリストの宮内さんが亡くなったことを
知ったのは、今年に入ってからだったと思います。

ICEのほとんどの楽曲を作られていた宮内さん。
ヴォーカルの国岡さんの甘くセクシーな歌声と情感溢れる宮内さんのギターが好きでした。
私の高校・大学生時代はICEと共にあった。今もipodには初期の名曲の数々が入っています。Slow love、moonchild、get on the flor、getdown×3、kosmic blue、love makes me run・・・
中でも、この季節になると「Slowlove」のあのふわふわした感じに包まれたくなります。

ICE PV [Slow love]

久々にICEのblogが国岡さんによって更新されていました。

「あれから4ヶ月がたちました。
色々なかたちで励まして下さったみなさん、本当にありがとうございました。
まだここを更新をすることは難しいですが、でも時間はかかると思うけど、必ず歌いますので。
いつも待たせてばかりでごめんなさい、でも待っていて下さい。」

国岡さんの歌声を再び聴くことが出来るまで、これからもずっとICEを聴き続けます。

「30年を2時間半で・・~06年バージョン~」 森山良子

B000I0QN58 30年を2時間半で・・・
森山良子
Dreamusic 2006-10-18

by G-Tools

最近の数少ない好きなテレビ時間がNHK「SONGS」。
毎回一人のアーティストを取り上げ、ゆったりじっくり聴かせてくれます

今週は森山良子さん。森山さんといえば「涙そうそう」、
ベテラン・フォークソング・芸歴長い、、、という認識しかなかった私。
あ、あとは森山直太朗さんのお母さん。

ところがところが。
すっかりやられてしまいました

30年を2時間半で・・・」という一風変わったタイトルは楽曲名。
全9分、ジャズをバックに半分以上をセリフが占めます。お芝居?歌??

出だしからその世界に引き込まれ、2分ぐらいたったあたりで急にこみあげてくるものが・・・
そこから泣きっぱなしでした。

内容は昔恋人同士だった2人が30年ぶりに出会い、共に過ごす2時間半を綴ったもの。
50代であろうその女性の気持ちの表現がね、とてもとっても良いんです!!
50代どころかやっとこ生きて30年の自分なのに
なんだかとても共感できる。

50代以上の人に共感を呼ぶのはもちろんですが、
もっと下の世代でも、ぐっとくるんじゃないかなぁ。
気になられた方はぜひぜひ再放送をご覧ください
NHK「SONGS」http://www.nhk.or.jp/songs/
またはこちらでもライブ映像が見れますよ

そして、私は楽曲もさることながら森山良子さんの力量に改めて感激しました。圧巻!
自ら「問題作です」と紹介してたけど、”表現者”としての真髄をまざまざと見せられた感じ。
すごいっすよ、もう本当に!!!

私もこんな風に潔く年を重ねたい! またお手本の先輩を見つけました☆
(黒ジャケ・タイトスカートにロングブーツというスクールガールっぽい格好も素敵でした)

追記:オフィシャルサイトでプロフ見たら今年60歳だそう。 素晴らしい!

「ほんじょの鉛筆日和」 本上まなみ

読んでいるとニマニマ・ニコニコしてしまいます。
気持ちがしょげているとき、身体がこわばっているとき、
お風呂に浸かりながら読むと、心身ともに息を吹き返します。

ほんじょさんの和み雰囲気(オーラ)って
常々「素敵だなー良いなー」と思っていたけど、
このエッセイを読むとその雰囲気がどこから来るもの
なのかがよくわかる。憧れです。

生きることを楽しめる人は天晴れなり。

ほんじょの鉛筆日和。 (新潮文庫 (ほ-14-2)) ほんじょの鉛筆日和。 (新潮文庫 (ほ-14-2))
本上 まなみ

新潮社 2006-06

Amazonで詳しく見る

春の訪れ。

数年ぶりに留学時代の友人との再会。
彼女の家に向かう途中に見つけた
白木蓮の木。

うーん、よいなぁ。

子供この頃住んでいた家の庭にも木蓮がありました。
あの頃より今の方がずっと好きだなぁ。
シックな佇まいに気品すら感じます。

---------

ここ数日久々の友達にたくさん再会できて、気力も充電できたようです。
私も頑張るぞ!とやる気ムクムク

山口絵理子さんのこと。(TV「情熱大陸」を観て)

昨晩何気なくテレビをつけたら「情熱大陸」が始まったところだった。

テレビから映し出されるそこはバングラデッシュ。
「あれ、延長でまだうるるんやってるのかな」と思ったのもつかの間、
今回の主人公 バッグデザイナー 山口絵理子さんが生産の拠点としている場所だった。

最初はふむふむ、すごいなー、こんなところでビジネスを立ち上げた人がいるんだー
と感心しながら観ていた。
途中で愕然とした。
山口さんが私よりいくつも年下だったから。なんと26歳。

容姿だって華奢な色白の可愛らしい女性だ。
学生といっても十分通用すると思う。
でも山口さんを映し出す映像からひしひしと伝わるのは、
彼女のバングラデッシュでのビジネスに対する熱意だった。
経済的に自立することでこの国は変わるはず、という思い。

初めはひとりで工場にデッサン片手に乗り込んだという。
それから数年、ブランドを立ち上げ現在も日本とバングラデッシュで奮闘中。
何度も泣いたという。ひどい目にだって嫌というほど遭っているはずだ。
つい自分の留学時代の頃を照らし合わせてしまう。お気楽な学生身分だった私とは
到底比べ物にはならない。それでも日本で当たり前のことが
別の地では全くまかり通らないことに対するショックや憤り、人道的におかしいと
憤慨してみても郷に入っては郷に従えとばかりに現実が存在するということ。
きっと何度も何度も嫌気がさしたり凹んだこともあったと思うのだ。

それでも、挫けても倒れてもまた立ち上がって前へ、歩き続けてきた山口さん。
彼女の横顔や後姿にしなやかな強さを感じて、
そして、観終わった後もしばらく頭がボーっとしていた。
ガツンと後ろから殴られたようだった。

日々のささいなこと、それも自分に対することばかりに意識がいきがちだったことに
気づかされた。もっと、もっとすべきことはあるし、考えるべきことも知るべきこともある。
いや、「べき」というのも少し違うかもしれない。
私ももっとやりたい、・・・・けど何を??

職場で、帰り道の表参道の交差点で、立ち止まってはみたけれど
そう簡単に答えは出ないかもしれない。
山口さんのように熱意と行動力、そして何より倒れてもまた立ち上がって歩み続ける強さを
私は持てるのかもわからない。
でもこれだけは言える。少なくともこの番組を観て山口絵理子さんを知ることが出来たことは
私にとって影響が大きかったということ。今すぐではなくても目に見えなくても、
きっと私だけでなく多くの人に影響を与えているのだということ。

彼女のような哲学を持って、世界の人とつながることが出来たら。
それは夢のようなことで果てしないこと、でも夢見て歩む価値があると思う。

情熱大陸バックナンバー

【3/28追記】
フジサンケイ・大和證券グループ  女性起業家支援プロジェクト2007で最優秀賞を受賞

【4/23訂正とお詫び】
山口絵理子さんのお名前を絵里子さんと表記していました。
訂正してお詫び申し上げます。(上の記事は訂正しています)

9月の着物*文楽鑑賞

3連休の最終日は国立小劇場(半蔵門)にて文楽鑑賞してまいりました。

演目は「菅原伝授手習鑑(すがわら・じゅんじゅ・てならいかがみ)」。

文楽の公演を観にいくのはおよそ1年ぶりというのもあり、ちょっと緊張。初めての演目、予習してないしついていけるかしら。。。なんていう不安も若干。

でもそれは取り越し苦労でした。毎度の事ながらイヤホンガイドの絶妙な間合いの解説に助けられ、4時間半という長時間ながら鑑賞できました。
(駆け落ち・裏切り・人斬り・親子の別れ・・とまぁてんこ盛りでした)

せっかくだからと今回はおめかししてお出かけ。
祖母の単衣の着物に帯、母親の帯留、半襟は自分のもの・・と一家所有総出で^^;
履物とお揃いのバッグは小さすぎてケータイも入らないので、
かごに葡萄の手ぬぐいで”夏から秋へ”を表現してみました。

着物は今年は初めてですが、いやはや慣れない分やはり疲れました。。
でも普段以上に姿勢や歩き方を気にするのは、なかなか刺激になって良いかも☆

もう少し涼しくなれば今度は袷の着物が出番。
秋深しが待ち遠しいです。

夏の終わりに。

友人の誘いで、近所の盆踊りに出かけてきました。

地元の子供たちがたくさん。おじさんやおばさんもたくさん。
老若男女が一同に集まる場に居合わせることが
そういえば最近まったくなかったなーとぼんやり思ったり。

スピーカーから流れる大音量の盆踊りの歌。やぐらの上から響く太鼓の音。
円になって皆で踊る。その円が時間の経つのと共に広がり大きくなって。

やっぱり日本の夏はこれです。

私も友人に手を引かれて円に入って踊ってみました。
半周もすれば振りも覚えます。簡単だからこその盆踊り。
でもこうやって踊ったのって、もう20年ぶり!?とかですよ。
上京して生まれ育ったところから離れると、縁遠くなってしまうものなんだなーと気づかされました。

踊っているときの無心な状態もなかなかです。
慣れない下駄でいってしまったがため紐ずれしてあまり踊れなかったけど、
また来年、機会があれば踊りたいなぁ。

夏の終わりに素敵な思い出を作ってくれた友人に感謝。

マレーシアにどっぷり ~ 「ヤスミン・アハマドとマレーシア映画新潮」

昨日の午後から夜にかけて、御茶ノ水のアテネフランセ文化センターで見てきました
「ヤスミン・アハマドとマレーシア映画新潮」。

一昨年の東京国際映画祭で話題になったマレーシア映画「細い目」
その監督であるヤスミン・アハマドのこれまでの全作品と、最近、マレーシアでニュームーブメントとなっているインディペンデント映画を一挙公開する今回のイベント。
一昨年・去年とずっと見逃していていた私には念願でした。

「細い目」「グブラ」「ムクシン」のオーキッド3部作を鑑賞。
(本当はヤスミン監督デビュー作の「ラブン」も入れて4部作となるのですが)
マレー系女性オーキッドの年代記のようなこの一連の作品、
完成しきっていない分瑞々しく、ほどよく大衆的だけど本質的でもあり
良かったです。特に私は群像劇的味わいの「グブラ」がすごく気に入りました。
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「ガール」 奥田 英朗

働く女性の栄養ドリンク的作品。
スカッとします。

短編集の主人公はみな30代。会社での社歴も10年越え、中には役職付きになって部下を持つ女性の主人公も。ありそうで意外となかった、働き続けている女性が直面することや気持ちの揺らぎを綴った作品。
働くOLというと唯川恵の作品が思い浮かびますが、もっと主人公たちがサッパリしているというかナヨナヨウジウジしてないのが新鮮。ちょっとオヤジ入ってるところなんかもなかなか。

1話目の「ヒロくん」が痛快で良かった。男尊女卑思想の男に立ち向かう女性の話。
ヒロくんというのは主人公が自分のダンナをそう呼んでるのだけど、このダンナさんが良い。
妻より収入が少なかろうと、妻が出世しようと僻んだり不機嫌になったりしない。
弱気になって帰ってきた奥さんには優しく寄り添って挙げる。本当に器が大きい人というのはこういう人なのではと思います。

そういえば唯川恵「肩越しの恋人」を読んだ母が、
「そんなさー、みんながみんな、四六時中恋愛のことばーっかり考えてるわけじゃないと思うんだよね」
と言ってけど、私もほぼ同意。そればっかの人ももちろんいるし、そういう時期が人にはある
というのもわかるけど、女性だって社会では男性のように仕事や会社のことを考えるのだ。

というわけで、早速母親にこの本を貸したのでした。多分気に入ってくれるはず。

ガール (講談社文庫) ガール (講談社文庫)
奥田 英朗

講談社 2009-01-15

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